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他の人が設計した配線パターンを眺めることが勉強になる

プリント基板 基板設計
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この記事では、他の人が設計した配線パターンを眺めることが勉強になることを紹介しています。

出来上がった基板の状態で眺めるのではなく、基板設計のCADデータ上で配線をながめることを指しています。

出来上がった基板を眺めても、細かいところまで内容を把握することが出来ません。基板設計のCADデータ上で拡大してみたり、反対の層を表示してしてみたりすると内容を把握しやすいからです。

同じ回路図の基板を設計しても、基板設計の仕上がりは人それぞれ異なります。配線の引き方や配線層の使い方、電源・グランドの引き方など似ているようですがよく見ると異なっています。

同一人物でも、1回目と2回目の出来上がりが異なります。基板設計はそんな世界です。

通常は基板設計の納期に追われているので、人の配線パターンを眺める余裕などないと思いますが、時間がある時に時間を設けて他の人の設計した配線を眺めると、とても自分の為の勉強になります。

ただ眺めるだけでも勉強になりますが「なぜ?」という気持ちを持って眺めると更にいろいろなことが見えてきます。

例えばですが、この人は「ICやコネクタのGNDピンの近くにGND層に接続するビアが少ないのでGND接続が弱い傾向にあるな。」とか「むやみにGNDのガードラインを引くのでそれが仇になってしまっているな。」とかがわかります。

大切なことは、一歩引いた視点で眺める。ということ。

他の人が設計した配線の仕方の良いところ、悪いところを見つけて良いところは真似して自分の設計スキルに落とし込むことで自分の基板設計のスキルアップに落とし込みます。

良いところはメモなどに書き込んで、後で直ぐに取り出せる様にしておくと良いでしょう。

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