当記事では、3DCADソフトでフリーで使えるものを紹介しています。
3DCADソフトを使いたいけれど、高価なソフトを導入するのは難しい…。そんな方におすすめなのが、無料で使える3DCADソフトです。
本記事では、オープンソースのFreeCADと、直感的な操作が魅力のDesignSpark Mechanicalを紹介します。どちらも商用利用が可能で、機械設計やプロダクトデザイン、3Dプリントなど幅広い用途に対応。
初心者でも扱いやすく、コストを抑えながら本格的な設計が可能です。無料とは思えない高機能な3DCADソフトの特徴や違いを詳しく解説するので、自分に合ったソフトを見つける参考にしてください！
FreeCAD
FreeCADは、無料で利用できるオープンソースのパラメトリック3D CADモデラーで、機械設計やプロダクトデザインのほか、建築設計、有限要素解析、3Dプリントなど幅広い分野に対応しています。
主な特徴
- 多機能性：CATIAやSolidWorksなどの商用CADに匹敵するツールを備え、CAEやBIMツールとしても利用可能
- モジュール構造：コアシステムを変更せずに機能拡張が可能
- パラメトリックモデリング：後から寸法や形状の調整が容易
- マルチプラットフォーム対応：Windows、Mac、Linuxで利用可能
機能と操作
FreeCADは、3Dモデリング、メッシュデザイン、製図、有限要素解析などをサポート。ワークベンチと呼ばれる機能セットを用いて作業を行い、「Part Design（3Dモデリング）」「建築（建築設計）」「テックドロー（2D図面作成）」などが利用可能です。
また、AutoCADのDWG、IFC、STLなど多くのCADフォーマットのインポート・エクスポートに対応しており、データの互換性も高いです。
DesignSpark Mechanical
DesignSpark Mechanicalは、RSコンポーネンツが提供する3DCADモデリングソフトウェアで、2013年9月18日に提供開始されました。
基本機能は無料で商用利用可能で、拡張機能はサブスクリプション（月額約1,600円〜）で利用できます。
DesignSpark Mechanicalはスマートダイレクトモデリング方式を採用し、操作が簡単で直感的な設計が可能です。
高スペックなPCを必要とせず動作も軽快で、CAD未経験者でも3D形状を簡単に作成できます。プロトタイピング、筐体設計、意匠設計、商品企画資料、3D PDF作成など幅広い用途に対応します。
機能面では、2D図面作成（CREATOR/ENGINEERプラン）やモデルベース開発（MBD）に対応。
さらに、豊富な3Dモデルライブラリを活用でき、STL・OBJ・SKPなど業界標準のファイル形式に対応しています。
利用方法は、DesignSparkサイトでアカウント登録（無料）後、ソフトをダウンロード・インストール。スケッチ機能で2D図面を作成し、押し出し機能で3Dモデルを作成できます。ライブラリから部品をインポートすることも可能です。
DesignSpark Mechanicalは、初心者からプロまで幅広く活用でき、効率的な設計プロセスを支援する強力なツールです。
DesignSpark Mechanicalの記事はこちらからどうぞ。
まとめ
無料で使える3DCADソフトには、FreeCADとDesignSpark Mechanicalなど、高機能な選択肢があります。
FreeCADはパラメトリックモデリングが可能で拡張性が高く、DesignSpark Mechanicalは直感的な操作性と軽快な動作が魅力です。
どちらも商用利用が可能で、機械設計や3Dプリントなど幅広い用途に対応。本格的な3D設計を始めたい方や、コストを抑えて導入したい方に最適なソフトです。
自分の用途に合ったツールを選び、無料で3DCADを活用しましょう！
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