当記事では、プリント基板の設計はチェック作業の積み重ねという事を紹介しています。
一枚のプリント基板を完成させるために、部品作成・部品配置・配線といったプリント基板の設計の各工程ごとにチェックシートを使ってチェックをしています。
チェックシートには、これまでにやらかしてしまった不具合事象の再発を抑える文言が書いてあり、基板設計のそれぞれの工程で複数のチェック事項が書かれています。
ネット作成からガーバー出力までの項目の全てのチェック項目をクリアしていないと基本、プリント基板を作成することが出来ないルールになっています。
チェックシートに書かれている全てのチェック項目をクリアしても、不具合発生という、やらかしてしまう事態になってしまう時もありますが、大きな不良を防ぐ唯一の方法が各工程毎にチェックシートでチェックし問題がない事を確認して次の工程に進むことです。
プリント基板の設計に携わるようになり30年が経過した現在でも、プリント基板の設計中にヒヤリ・ハットすることが多々あります。
気付いてよかったと胸をなでおろすこともあります。
それは部品の位置だったり部品の向きだったり、部品の実装面だったり、配線幅だったり、うっかり口頭で聞いた指示内容を忘れてしまったりする場合もあり、気付かなければプリント基板の不良に繋がってしまう要因が至るところに存在しています。
プリント基板の設計は、不良に結びつく要因をチェックシート化しチェックをすることで排除しているのです。
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