半導体大手メーカールネサスエレクトロニクスの生産子会社であるルネサス セミコンダクタ マニュファクチャリングの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で2021年3月19日の午前2時47分に火災発生しおよそ5時間半後の午前8時12分に鎮火。
出火元は自動車向け半導体を製造しているN3棟と呼ばれる建屋のめっき装置と特定され、めっき装置で過電流が発生し発火に至りました。
過電流がどうして起きたのかと発火するまでの経緯については、現在も調査中だそうです。
今回の火災で生産が止まる半導体の2/3は代替生産が可能ですが、残る1/3は代替が出来ないので完全に生産が止まってしまうとの事。
余談になりますが、同工場は2021年2月13日に起きた福島県沖を震源とした地震でおよそ3時間にわたり停電に見舞われたばかりなんです。
この火災で、自動車向け半導体の一部の生産ラインが停止しました。復旧はルネサスの表明では1か月以内の生産再開を目指すという事です。
人的被害は無かったそうですが、自動車向けの半導体の生産が止まるという大きな問題があります。
ルネサスエレクトロニクスは自動車向け半導体では世界第三位という大手、自動車業界は減産等の調整が必要になるかもしれません。
半導体が入手出来ずに減産が相次いだ自動車業界への、今回の火災の影響が今後どう及ぶのか気なりますね。
出典:ルネサスエレクトロにクス
万が一の時に備えて
コメント