当記事では、プリント基板の設計手順はあるが、至る過程は人それぞれです
プリント基板の設計において手順は決まっていますが、その過程は人ぞれぞれです。
性格、その時のコンディション、過去の失敗で学んだ手法を用いたりいろいろな要素が重なり人それぞれ手法が違ってくると思います。
そして一度確立された手法は大きく崩せなくなります。
プリント基板の設計をしていると自分の設計の仕方というものが徐々に確立されていきます。
設計初心者の時は訳が分からずに作業をしているのですが、経験を重ねていくと設計の感覚が身に付き始めます。
こうすればいいんだな。と自分で納得できる瞬間が訪れます。
その瞬間こそが、プリント基板の設計者としての設計感覚を自分の物にした瞬間です。
習い事で言えば型にはまった瞬間なのでしょうか。
プリント基板の設計には流派が沢山あると思ってます。
個々で細かい点でみると、手法が異なるという現実があるからです。
実際に、プリント基板の設計の流れを見ていきますと。
設計に必要だけれど登録の無い新規部品を作成する、部品作成は個々の作業方法に大きな違いは生じません。
決められた手順で、決められたとおりに部品を作成しています。
ですが、部品配置や配線の段階になると個々の違いが大きくなる。
部品を配置する時の考え方、配線を引く時の考え方が個々で違いが色濃く出できます。
部品配置を例に挙げますと、CAD上の基板の周りに回路ブロックごとに部品を集約してから基板の中に配置する人もいれば、いきなり大物部品を基板内に置いて周りの細かい部品を纏めていくという人もいます。
どれも正解なのでそこに縛りは生じません。
プリント基板の設計の決まりはあるけれど決まりに至るまでの道のりに厳密な決まりは無いということです。
個々が培ってきた方法で設計決まったマイルストーンを通過していく。
通過点を過ぎたら、また個々の方法でプリント基板の設計完了まで仕上げていきます。
どの手法も結果、プリント基板になりますのでどれが正解とは言えない。
プリント基板になった時点で、どの手法も合っているという事になります。
結論は、数をこなす事で自分の手法が出来ていく。
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