当記事では、USB Type-Cのコネクタが基板メーカー泣かせということを紹介しています。
USB Type-Cがスマホやパソコンなどに使われるようになって普及が進んでいます。
Micro USBがコストが安いということでMicro USBコネクタを使った基板設計が主だったのですが、USB Type-Cの規格のコネクタを使用したプリント基板の設計もするようになってきました。
USB Type-Cになりコネクタの表・裏の向きを気にせずに使えるので利便性が増しました。
又、供給できる電源電圧にも幅を持たせていろいろな電圧に対応できるようになっています。
ピン数もそれまでのMicro USBと比較すると増えているところに、表裏の分もありますます。
それがコンパクトな外形に収まっているのでUSB Type-Cのコネクタのパッドはとても狭ピッチなのでコネクタメーカーの推奨するパッドだと基板メーカーが作れないということを経験しました。
プリント基板設計に必要なUSB Type-Cのコネクタの部品をメーカー推奨パッドで登録し、並行して基板メーカーに作れるかどうか?の確認をしながらの作業をおすすめします。
完成して、いざ試作基板の制作というタイミングだとパッドの修正のやり取りで2~3日はかかってしまう為、納期が遅れてしまうからです。
周りを見ればUSB Type-Cを搭載している機器も多く見かけます。急速に普及しているので当たり前に基板が作れると思っていたので以外でした。
それも、国内の基板メーカーが作れないのですから日本の技術は遅れているのかもしれないとも思いました。今では、中国の方が製造技術は上なのかもしれないとも考えられます。
プリント基板の設計は基板メーカーが作ることが出来ない狭ピッチや細いパターンに対応できてしまう。
それを防ぐためにDRCという機能があり最小配線幅や導体間隙値を設定をしてチェックを行っています。
コメント