この記事では、windows11に搭載されたAIアシスタント「「Copilot in Windows」」が単独アプリ「Copilot」になったことと使い方について紹介しています。
Windows 11のAIチャット機能「Copilot in Windows」は、リリース当初はOSに統合されていましたが、2024年の夏頃から単体アプリとして独立しました。
windows11のCopilot が消えた
最近、Windows 11のユーザーの間で、AIアシスタント「Copilot」が突然消えるという問題が報告されています。この現象は、特に2025年3月の月例アップデート後に多くのユーザーに影響を及ぼしています。以下に、この問題の詳細と解決策をまとめます。
Copilotが消える原因
- アップデートによる不具合:
2025年3月に配信されたWindowsの更新プログラム(KB5053598およびKB5053606)が原因で、Copilotが自動的にアンインストールされる不具合が発生しています。この問題は、Windows 11のバージョン24H2、23H2、22H2およびWindows 10の22H2に影響を与えています。 - 設定の変更:
一部のユーザーは、タスクバーの設定やレジストリの変更によってCopilotが表示されなくなることも報告しています。特に、Copilotの表示を制御するレジストリキーがリセットされることが多いようです。
解決策
- 再インストール:
Copilotが消えた場合、Microsoft Storeから再インストールすることで問題を解決できます。再インストール後は、タスクバーに再度ピン留めすることが可能です[10][12]。 - レジストリの確認:
Copilotに関連するレジストリ設定を確認し、必要に応じて手動で修正することも有効です。特に、以下のレジストリキーの値を確認してください:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\Shell\Copilot\BingChat
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsCopilot
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\Shell\Copilot
[1][3]。
- システムの再起動:
システムの再起動が問題を解決する場合もあります。特に、アップデート後に設定が反映されない場合は、再起動を試みることが推奨されます。
Windows 11のCopilotが消える問題は、主にWindowsのアップデートによる不具合が原因です。再インストールやレジストリの確認、システムの再起動を行うことで、多くのユーザーがこの問題を解決しています。Microsoftはこの問題に対処するためのアップデートを計画しているため、今後の改善に期待が寄せられています。
Copilot in Windows の使い方
Copilotはインターネット接続を必要とし、オフラインでは使用できません。エラーメッセージが表示されることがありますが、前回のセッションからの内容は表示されることがあります。
Windows11のCopilotの起動

タスクバーの Copilot in Windows のアイコンをクリック、又はキーボードの[Windows]キー+[C]キーの同時押しで Copilot in Window が起動します。
Copilotが起動して画面の右側に Copilot のパネルウィンドウが表示されます。Copilotのパネルが表示されると、他のアプリのウインドウやデスクトップのアイコンの位置が自動的に調整され、Copilotの領域を除いた範囲がデスクトップの表示領域として機能します。ウインドウを最大化したり、スナップ機能で画面にぴったりと配置したりしても、
Copilotのパネルは覆われません。

「何でもきいてください」と表示されているので、テキスト入力や、音声入力で Copilot に話しかけることができます。
Copilotは入力された質問や指令に対応します。例えば、何かを調べたいときや特定の操作をWindowsに実行させたいときには、画面下部の入力欄にテキストを入力するだけです。曖昧な表現やカジュアルな言葉遣いでも、Copilotは意図を理解しようと試みます。
応答は徐々に表示され、完全に表示されるまで少し時間がかかる場合があります。もし途中で内容が意図したものでなければ、いつでも中断して再入力することが可能です。また、応答の最後には参照した情報源へのリンクが表示され、詳細情報へのアクセスも簡単です。
Copilotとのやり取りは履歴として保存されており、以前の会話をすぐに参照することができます。履歴を確認するには、タスクバーの時計アイコンをクリックして「最近のアクティビティ」から選択します。
Windows11 Copilotの概要
「Copilot」アプリはWindows 11だけでなくWindows 10でも使えます。Copilot in Windows専用のショートカット「Win+C」キーが廃止されました。

WindowsのCopilotのアイコンはタスクバーの右端に固定されていましたが、現在では、Windowsのバージョンアップにより一般的なアプリと同様に[スタート]画面から起動したり、タスクバーにピン留めして利用できるようになっています。

「Copilot」は、日常的な会話を通じてユーザーの命令に応じて、情報検索やWindowsの操作を助けるアシスタントのように機能します。
Copilot in Windowsにメモ帳アプリを開いてもらう
Copilot in WindowsにWindows11のアプリ「メモ帳」を開いてもらいます。

「メモ帳を開いてください」とテキスト入力。

「はい」「いいえ」で聞いてくるので「はい」をクリックします。

メモ帳アプリが開いてきました。
まとめ
Windows11の機能「Copilot in Windows」は、AI技術を活用してWindowsをより便利に使いこなせるようにする機能です。ユーザーとの会話を通じて、Windowsの機能紹介や情報提供、音声入力による操作などを行うことができます。
しかし、Copilotは現時点ではプレビュー版であり、機能や性能は発展途上中です。
できることや呼び出せる機能は限られていますし、アプリやファイルの操作はできません。又、質問の仕方によっては、検索結果が表示されたり、思い通りに動作しなかったりすることがあります。
Copilot in Windowsは、Window11をより便利に使いこなすための強力なツールとなる可能性を秘めています。今後、さらなる機能追加や性能向上が期待されます。
コメント