「このフォルダのファイル一覧を出しておいて」
そう言われて、1つずつコピペしていませんか?
- ファイル数が多くて終わらない
- サブフォルダも含める必要がある
- フルパスで出せと言われて手が止まる
こうした作業は、コマンドプロンプトを使えば数秒で終わります。
数百〜数千ファイルでも、一括で一覧化できます。
この記事では、コピペで使える形で手順をまとめました。
- ファイル一覧の取得方法
- サブフォルダ・フルパス対応
- テキスト・CSVへの出力
- ネットワークドライブ(共有フォルダ)対応
- よくあるミスと対処
- コマンドが苦手な方向けのツール
ファイル一覧を取得する基本コマンド
まずは基本です。
dir
現在のフォルダ内のファイル一覧が表示されます。
ただしこのままだと、
- サブフォルダが含まれない
- フルパスが表示されない
- 情報が多く加工しづらい
といった理由で、実務では使いづらいです。
サブフォルダを含めて一覧を取得する
dir /s
/s を付けると、サブフォルダ内のファイルも含めて取得できます。
ただし、サイズや更新日時なども表示されるため、一覧としては見づらくなります。
フルパスでファイル一覧を取得する(実務の基本)
dir /b /s
この形が実務では最もよく使われます。
/b:余計な情報を省いたシンプル表示(bare format)/s:サブフォルダを含める
出力例:
C:\work\file1.txt
C:\work\sub\file2.txt
フルパス形式で一覧が出力されるため、そのまま管理資料として使えます。
(実行場所によっては相対的に見える場合もありますが、基本はフルパスです)
ファイル一覧をテキストに出力する
dir /b /s > list.txt
list.txt というファイルに一覧が出力されます。
追記で出力したい場合(重要)
dir /b /s >> list.txt
>:上書き>>:追記
👉 既存ファイルに追加したい場合は >> を使います。
CSVとして使う方法(注意あり)
dir /b /s > list.csv
Excelで開くことはできますが、
厳密にはCSV形式ではなく1列のテキストデータです。
必要に応じてExcel側で加工してください。
特定のファイルだけ一覧取得する
dir /b /s *.txt
拡張子で絞り込みができます。
複数条件で指定する
dir /b /s *.txt *.csv
複数のファイル形式を同時に取得できます。
フォルダ一覧を取得する(見落としがちなポイント)
dir /b /s /ad
/ad:ディレクトリ(フォルダ)のみ表示
👉 通常の dir /b /s はファイルのみで、フォルダは含まれません。
並び順を変更する(応用)
dir /b /s /o:-d
/o:並び順指定-d:更新日時の降順(新しい順)
ネットワークドライブ(共有フォルダ)の一覧を取得する
社内サーバーなども同じ方法で取得できます。
ドライブレターがある場合
Z:
dir /b /s > list.txt
UNCパスを直接指定する場合
dir /b /s \\server\share > list.txt
例:
dir /b /s \\192.168.1.10\shared > list.txt
注意点
- アクセス権限が必要
- 認証が必要な場合あり
- ネットワーク状況によっては時間がかかる
スペースがある場合
dir /b /s "\\server\share folder" > list.txt
よくあるミス
フォルダを移動していない
cd フォルダパス
ドライブをまたぐ場合
cd /d D:\folder
👉 /d を付けないとドライブ移動できません。
パスにスペースがある
cd "C:\My Documents"
権限エラー
管理者として実行する必要があります。
コマンドが苦手な方へ|フリーソフトという選択
コマンド操作が不安な場合は、ツールを使う方法もあります。
Filistry(インストール不要で使える)
- インストール不要(解凍してすぐ使える)
- ファイル一覧を簡単に取得
- CSV / Excel形式で出力可能
- サブフォルダにも対応
会社PCなど、インストール制限がある環境でも使いやすいのが特徴です。
当サイトではインストール不要で使えるFilistryを紹介しています。
その他のフリーソフト
Directory Lister
- 高機能で業務向け
- 詳細条件での出力が可能
TreeSize Free
- フォルダサイズの可視化に強い
- 視覚的に整理しやすい
コマンドとツールの使い分け
コマンドは、
- 定期的に使う
- 自動化したい
- 高速に処理したい
場合に向いています。
フリーソフトは、
- 一度だけ使いたい
- 操作に不安がある
- 視覚的に確認したい
場合に向いています。
まとめ
ファイル一覧の取得は、やり方を知っていれば数秒で終わります。
dir /b /s > list.txt
この1行で、
- サブフォルダを含める
- フルパスで出力する
- ファイルとして保存する
すべて実行できます。
手作業で時間をかけていた場合は、作業効率が大きく変わります。
一度使ってみると、その差を実感できるはずです。

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