この記事では、インストールしたLibreOfficeを実行しよとしたときに「soffice.bin-システム エラー MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dll が見つからないため・・・」とエラーメッセージが表示されて起動できなかったときに行った対処方法を紹介しています。
soffice.bin-システム エラー MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dll が見つからないため、コードの実行を続 行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能 性があります。
soffice.bin エラーとは
soffice.bin エラーは、LibreOfficeやOpenOfficeなどのオフィスソフトウェアを起動する際に発生する一般的な問題です。このエラーは、アプリケーションが正しく初期化されないときに表示され、具体的には「soffice.bin - アプリケーションエラー」や「soffice.bin の問題が発生しました」といったメッセージが表示されます。
エラーの原因
soffice.bin エラーは様々な、さまざまな要因で発生します。主な原因には以下のものが含まれます。
- ソフトウェアのバージョン互換性: ソフトウェアのアップデート後に発生することが多く、特に古いバージョンと新しいバージョンの間で互換性の問題が起こることがあります。
- 破損したインストールファイル: インストール中にファイルが壊れた場合や、不完全なインストールが原因でもエラーが発生することがあります。1
- ライブラリの不足や不備: 特定のDLLファイルが不足している場合や、必要なライブラリがインストールされていないと、アプリケーションが正しく起動しません。
- ウイルスやマルウェア: これらが原因でアプリケーションが正しく動作しない場合もあります。
解決策
soffice.bin エラーを解決するための一般的な手順は以下の通りです。
- ソフトウェアの再インストール: 最新版のLibreOfficeまたはOpenOfficeを公式サイトからダウンロードし、再インストールを行います。これにより破損したファイルが復元される可能性があります。2
- 依存ライブラリの確認: 必要なライブラリ（例: ImageMagick, glibc.i686など）がインストールされているか確認し、必要に応じてインストールします。
- コンピュータのウイルススキャン: ウイルス対策ソフトウェアを利用して、システムがウイルスやマルウェアに感染していないか確認します。
- システムファイルチェッカーの実行: Windowsの場合、「sfc /scannow」コマンドを使用して、破損したシステムファイルを修復します。
- ユーザープロファイルの確認: 新しいユーザーアカウントを作成し、そのアカウントでアプリケーションを再度起動してみることで、ユーザープロファイルに関する問題を診断できます。
このように、soffice.bin エラーはさまざまな問題に起因するため、トラブルシューティングが重要です。
MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dll が見つからないため・・の対処方法
エラーメッセージから、MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dll が見つからないため起動できないと判断できるので「MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dll」をインストールすれば問題は解決するはずと考えます。
MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dllとは
ということで「MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dll」について調べてみました。
msvcp140_atomic_wait.dllは、Microsoft Visual C++ Redistributableに関連する重要なDLLファイルの一つで、特にマルチスレッド処理において使用されます。
MSVCP140.dllファイルは、Visual Studio 2015のVisual C++ 再頒布可能パッケージに属しています。
このDLLファイルの欠如や破損により、特定のアプリケーションが正常に動作しないことがあります。
エラーが発生する場合は、Microsoft公式サイトからVisual C++ Redistributableを再インストールすることで問題を解消できることが多いです。
Microsoft Visual Studio Visual C++ 2015-2022 Redistributable再頒布可能パッケージのダウンロード
Microsoft公式サイトからVisual C++再頒布可能パッケージをダウンロードします。
Microsoft公式サイトARM64版・X86版・X64版がありますので使っているPCの環境にあわせてダウンロードします。
私の場合、X64版をダウンロードしました。
使っているPCに「VC_redist.x64.exe」というファイルがダウンロードされます。
以上でMicrosoft Visual Studio Visual C++ 2015-2022 Redistributable再頒布可能パッケージのダウンロードが完了です。
Microsoft Visual Studio 2015以上のVisual C++ 再頒布可能パッケージのインストール
始まりますダウンロードした「VC_redist.x64.exe」をダブルクリックするとインストールが始まります。
「ライセンス条項および使用条件に同意する」にチェックを入れて「インストール」をクリック。
セットアップ完了の画面。ファイルがインストールが完了するとソフトウェアを使用する前に再起動する必要があります。と表示されますので「再起動」をクリックします。
以上で、Microsoft Visual Studio 2015以上のVisual C++ 再頒布可能パッケージのインストールが完了しました。
まとめ
インストールしたLibreOfficeを実行しよとしたときに「soffice.bin-システム エラー MSVCP140_ATOMIC_WAIT.dll が見つからないため・・・」とエラーメッセージが表示されて起動できなかったときに行った対処方法を紹介しました。
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