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【2026年版】40層基板の板厚とビア長はどれくらい?貫通ビアが6mmになる理由を徹底解説

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40層基板のイメージ 基板設計の実務ノウハウ
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AIサーバーや高速通信機器の普及により、40層以上の超多層基板が一般化しています。
その中でよく驚かれるのが、

「表から裏に貫通ビアを設けただけで、長さが6mmになる」

という事実です。

この記事では、40層基板の板厚とビア長がなぜここまで大きくなるのか、
そしてそれが設計・製造・信号品質にどんな影響を与えるのかを、
ファクトチェック済みの情報だけで解説します。


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結論:40層基板は 4.0〜6.0mm が一般的で、貫通ビアも同じ長さになる

複数の基板メーカー仕様書・IPC規格・AIサーバー向けバックプレーンの実例から、

  • 40層基板の板厚:4.0〜6.0mm
  • 貫通ビアの長さ:板厚=4.0〜6.0mm

ということが確認できます。

つまり、
40層基板で貫通ビアを使うと、5〜6mmのビア長になるのは完全に事実です。


なぜ40層基板は5〜6mmの厚みになるのか?

1. 高速信号層の間隔を確保するため

112G/224G SerDes、PCIe Gen5/Gen6などの高速信号では、
層間距離(誘電体厚み)を一定に保つ必要があります。

薄く積むとインピーダンスが安定しないため、
結果として板厚が増えます。


2. 電源層・GND層が非常に多い

40層のうち、

  • GND層:10〜14層
  • 電源層:6〜10層

を占めることも珍しくありません。

高速信号をGNDでサンドイッチする構造が必須のため、
層数が増える=板厚が増えるという構造的な理由があります。


3. 反り(Warp/Bow)対策

40層を薄く作ると、

  • 積層時の熱応力
  • 材料のCTE差

により反りが発生しやすくなります。

そのため、4mm以上が実質的な下限になります。


■ 貫通ビアが6mmになると何が問題なのか?

1. 高速信号では“スタブ”が致命的

貫通ビアは、信号が使わない部分がスタブとして残ります。

40層基板で表→裏に貫通させると、
信号が使うのは例えば「層3〜層6」だけなのに、
残りの30層分がスタブとしてぶら下がる。

6mmのスタブは完全にアンテナ化し、反射・損失・EMIの原因になる

112G/224Gでは、
1mmのスタブでも問題になるため、6mmは論外です。


2. 製造難易度が跳ね上がる

6mmの貫通ビアは:

  • 穴あけ深さが大きい
  • ドリル摩耗が激しい
  • 穴壁めっきが不均一になりやすい
  • 積層回数が多く位置ズレが起きやすい

→ 歩留まりが下がり、コストが上がる。


だから40層基板では「貫通ビアを使わない」のが基本

AIサーバーや高速通信機器では、以下のビア構造が主流です。

  • ブラインドビア(1-N)
  • ベリードビア
  • スタックドマイクロビア
  • バックドリル(不要スタブ除去)

特にバックドリルは、
6mm → 0.3mm以下にスタブを削減できるため、
高速信号では必須技術です。


40層基板のスタックアップ例(AIサーバー向け)

項目
層数40層
板厚5.2mm
材料Megtron 6 / 7 / 8
ビア構造スタックド+ベリード+バックドリル
特徴高速差動層多数、GND層多め、電源層多め

AIサーバー向けバックプレーンでは、
5〜6mmが最も一般的です。


まとめ

  • 40層基板の板厚は 4.0〜6.0mm が一般的
  • 貫通ビアは板厚=ビア長なので 5〜6mm になる
  • 高速信号では6mmスタブは致命的
  • 実務ではブラインド/ベリード/バックドリルが必須
  • AIサーバー向け基板では6mmはむしろ標準的

「貫通ビアを設けただけで6mmになる」──これは完全に事実であり、40層基板の本質的な難しさです。

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