この記事では、基板設計スキルの向上において、自己評価ができない人は成長スピードが遅いことを紹介しています。
基板設計にはプロジェクトの進行スケジュールが付きものです。
ベテランと呼ばれる人たちでも、重要な時には遅くまで働いて対応しています。
最近では働き方改革で残業時間が管理されるようになっており、過度な残業はしなくなりましたが、基板設計が始まると基本的には定時で帰れなくなるのが通例です。
私の経験から言えることは、納期を守れる人は自己評価ができる人だということです。
時間が不足していると判断すれば、自主的に遅くまで働いて納期の遅れをカバーし、納期に間に合わせようとします。
自分のプライベートの時間を犠牲にしてでも、納期を守る努力をします。
しかし、努力したにもかかわらず納期を守ることができない場合は、次の段階で納期の交渉を行います。
結果として、うまくいかないこともあります。
それは仕方のないことであり、相手も納期を譲歩してくれることが多いです。
しかし、自己評価ができない人は、時間が不足していると思っても、遅くまで働いて納期の遅れをカバーしようとする行動を取ることができません。
いつも通りにレイアウト設計をし、いつも通りに帰宅します。
納期の遅れを取り戻すために、プライベートな時間を犠牲にすることはありません。
それはそれで構わないと思います。
人はさまざまであり、個人の自由ですから、縛る権利はありません。
厳しく接するとパワハラになってしまうし、今の時代はそういうものではありませんから。
しかし、周囲の人々は見ています。
設計依頼元である人や上司である設計者、経験豊富な人々には、見抜かれています。
上司としては、部下の行動から心理状況を読み取っています。
彼らは、後輩が自己評価ができないまま帰る姿を見送りながら、この人は成長しないだろうと考えているかもしれません。
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