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プロパティで表示されるサイズとディスク上のサイズの違い

プロパティで表示されるサイズとディスク上のサイズの違い 備忘録
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コンピューターのプロパティ画面で確認できる「サイズ」と「ディスク上のサイズ」は、一見すると同じような情報に見えるかもしれませんが、実際にはまったく異なる内容を表しています。

ファイルの「サイズ」はその中に含まれる純粋なデータ量を示しているのに対して、「ディスク上のサイズ」は、実際にそのファイルがハードディスクやSSDなどのストレージ上で占有している物理的なスペースのことを意味します。

これら2つの概念の違いを正確に理解しておくことは、ファイルを整理する際の判断基準となり、特に空き容量の管理やディスク全体の使用状況を見極めるうえで非常に重要です。

また、ストレージの種類やファイルシステムの構造によって、この差が大きくなることもあるため、パソコンを効率よく活用するうえで知っておくべき基礎知識と言えるでしょう。

「サイズ」と「ディスク上のサイズ」の基本的な違い

  • サイズ: これはファイル自体が持つデータ量、つまりそのファイルの実際のバイト数を指します。たとえば、85.8KBと表示されていれば、それはそのファイルに含まれるデータの合計量を意味します。これはテキストファイルや画像、動画、プログラムファイルなど、どのような種類のファイルでも同様に適用され、ファイルの中身の実体を反映するものです。サイズはファイルを圧縮したり分割する前の元の状態の容量であるため、ファイル同士の比較や転送時間の見積もりなどにも役立ちます。
  • ディスク上のサイズ: こちらは、ファイルが保存される際にストレージ上で実際に占有している容量を示します。ハードディスクやSSDなどのストレージメディアは、クラスタ(アロケーションユニット)と呼ばれる一定の単位でデータを管理しており、たとえファイルが小さくても、1クラスタ以上の領域を必ず使用します。たとえば、1KBのファイルが2KBのクラスタに保存されると、ディスク上では2KBのスペースが使用されることになります。さらに、ストレージ上に断片化が発生している場合や、ファイルが圧縮されている、あるいは特殊なファイルシステムが使用されているときなども、ディスク上のサイズは実際のサイズとは異なる結果になることがあります。これにより、ファイルサイズは小さくても、保存先のストレージ容量を大きく消費するケースもあるため注意が必要です。

サイズの差が生まれる主な理由

  1. クラスタサイズの影響: ストレージデバイスは、クラスタと呼ばれる固定サイズのブロック単位でデータを格納しています。そのため、ファイルのサイズがクラスタサイズよりも小さい場合でも、1つのクラスタ全体が占有されます。例えば、1KBのファイルが4KBのクラスタに保存されると、実際には4KB分のディスク領域を使用することになります。これにより、多数の小さなファイルが存在するフォルダーでは、ディスク上のサイズが実際の合計サイズよりも大きくなることがあります。
  2. ファイルシステムの違い: 使用するファイルシステムによって、データの格納方法やクラスタの大きさが異なります。たとえば、FAT32やNTFS、exFAT、ReFSなど、それぞれに異なる設計思想と最適化が施されています。NTFSではセキュリティ情報やファイルの属性などを追加で格納するため、同じファイルでもFAT32と比べて多くのスペースを取る可能性があります。さらに、同じファイルシステムでもドライブの容量や設定によってクラスタサイズが異なる場合があり、それもディスク上のサイズに影響します。
  3. データ圧縮や重複排除機能: 一部の高度なファイルシステムや設定では、保存されるファイルを自動的に圧縮したり、重複するデータ部分を検出して排除する機能が組み込まれています。たとえば、WindowsのNTFSではファイルやフォルダー単位で圧縮を有効にでき、これにより「ディスク上のサイズ」が実際のサイズよりも小さく表示されることがあります。また、企業向けのストレージソリューションでは、重複排除機能によって同一データを1回しか保存しない設計になっており、ストレージの使用効率が大幅に改善されるケースもあります。

まとめ

「サイズ」は、そのファイルが持つ純粋なデータの量を表すものであり、一方の「ディスク上のサイズ」は、ファイルがストレージ上で物理的に使用している領域を意味します。

これらの表示は似ているようで異なり、それぞれの数値が何を示しているのかを理解することで、より効率的なストレージ管理が可能になります。

たとえば、複数の小さなファイルを管理している場合、実際のファイルサイズよりも多くのディスク容量を消費することがあるため、空き容量の正確な把握や無駄なデータの整理に役立ちます。

また、ファイルの保存形式や圧縮の有無、使用しているファイルシステムの仕様によってもこの違いが顕著になるため、バックアップやディスククリーンアップを行う際にも役立つ知識となります。

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