当記事では「QuickOCR」のダウンロード・インストール不要・使い方を紹介しています。
Windows標準装備のSnipping ToolにOCR機能がないWindows10環境でOCRアプリがあると、キーボードを使い文字を手入力する場面が減ります。しかも無料で使えるのでコストもかかりません。
QuickOCRをダウンロードして使うまでの流れは下記になります。
①、VectorさんからQuickOCRをダウンロードする。
②、ダウンロードしたファイルを解凍する。
③、解凍されたフォルダ内にあるプログラムファイルを起動する
④、読み取りたい文字を範囲指定する
⑤、
難しい操作はなく、範囲指定した文字をテキストデータにしてくれます。
QuickOCRは、Windowsに標準搭載のOCRエンジンを活用した便利なツールです。ダウンロードして解凍するだけ。インストールが不要なので、すぐに使い始められるのが特徴です。
文字認識の精度は高くありませんが画面上のテキストを素早く認識し、編集可能な文字データに変換できます。
本記事では、QuickOCRの使い方や活用法を詳しくご紹介します。
「QuickOCR」とは
画面上任意の範囲を選択してOCRすることができます。
選択した範囲が表になっている場合はExcelコピー可能な表形式に出力可能です。引用元:QuickOCR
QuickOCR は、マウスで画面上選択した範囲に含まれる文字列をOCRするソフトです。
Windowsの標準のOCRエンジンを使用しています。
「QuickOCR」のメリットとデメリット
「QuickOCR」を導入するメリットとデメリットについて解説します。
メリット
・手作業での情報読み取りが不要になるため、ヒューマンエラーが起こりにくくなる
・作業時間の短縮により、全体の工数を削減できる
・紙に頼らずデータで管理できるので、保管コストを抑えられる
・過去の情報もデータとして蓄積されるため、検索機能を使ってすぐに参照できる
・文字認識精度が低いのですが0から手打ちでテキスト起こしをするより認識間違いを訂正する方が時間としては早い。
デメリット
・書類によっては読み取れない可能性がゼロではない。
・フリーソフトで読み取り精度が低く、読み取り間違いなどが発生することが多々あります。
「QuickOCR」のダウンロード
「QuickOCR」は、Vectorさんからダウンロードできます。
お使いのPCに「QuickOCR-v1.04.zip」というファイルがダウンロードされます。
以上で、「QuickOCR」のダウンロードが完了しました。
「QuickOCR」はインストール不要
「QuickOCR」はインストール不要で使えます。
ダウンロードした「QuickOCR-v1.04.zip」は、管理しやすいように任意の場所に移動すると後で探しやすいです。
「QuickOCR-v1.04.zip」を解凍します。解凍して出来たフォルダ内の「QuickOCR.exe」が実行ファイルです。ダブルクリックするとプログラムが起動します。
以上で、「QuickOCR」が起動しました。
「QuickOCR」の使い方
「範囲選択」を日本語にするには
①「範囲選択」を選択すると画面がオフライトの状態になるので、OCRしたい範囲をマウスで選択します。
マルチディスプレイ化している場合、「QuickOCR」を表示しているディスプレイ画面しか認識しないので読み取る対象を「QuickOCR」が表示されているディスプレイ内に移動しておくか、「QuickOCR」を読み取りたい画像が表示されているディスプレイに移動して同じ画面内に表示しておく必要があります。
「QuickOCR」の良いところと改善して欲しいところ
「QuickOCR」の良いところ
・手軽に使えます。
・インストール不要で使えるので、環境に依存しない。
「QuickOCR」の改善して欲しいところ
マルチディスプレイを使っている場合、「QuickOCR」のある画面しか選択範囲を決められません。
起動した後にどの画面でも選択範囲が決められると使い勝手が良くなります。
「QuickOCR」とWindows11
「QuickOCR」はWindows11のPCでも問題なく動作します。
私の自宅のPCはWIndows11ですが、「QuickOCR」は起動しますし、OCR機能も使用できます。
しかし、Windows11には「Snipping Tool」にOCR機能が装備されていて文字の認識精度も高いので、わざわざ「QuickOCR」をダウンロードして使う必要はないと考えます。
ですので、Windows11ではなくWindows10環境の場合におすすめとなります。
私の場合「QuickOCR」は、OCR機能が装備されていないWindows10環境でのみ使用しています。
当ブログで、Windows11の「Snipping Tool」について詳しく紹介しています。
Windows11にSnipping Toolについてのページはこちらからどうぞ。
まとめ
「QuickOCR」のダウンロード・インストール不要・使い方を紹介しました。
「QuickOCR」は、手軽さと高機能性を兼ね備えたOCRツールで、Windows標準装備のSnipping ToolにOCR機能がないWindows10環境でおすすめです。
インストール不要で即座に利用でき、Windows の標準機能を活用しているため安心して使用できます。
テキスト抽出や編集が簡単にできるので、業務効率化に貢献します。
様々な用途に活用できるQuickOCRを、ぜひ日常的なツールとして取り入れてみてください。
文字認識制度は低いですが0から文字起こしする場合と比較して作業作業時間の短縮と生産性向上を実感できるはずです。
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