基板設計の仕事では、集中力を切らさずに作業を進めることが何より大切です。
部品配置や配線といった設計作業だけでなく、IC のデータシート確認や翻訳、メール対応など、細かな作業にも意外と時間を取られます。
最近は、そうした周辺作業を少しでも楽にするために、AI ツールを取り入れるようになりました。
この記事では、基板設計の現場で Copilot を中心に、AI をどのように使っているのか、実際の使い方を交えてまとめています。
基板設計の現場でAIをどう使っているか
基板設計の仕事では、最近 Copilot を使うことが増えました。
ちょっとした確認や考えを整理したいときに、横で手伝ってくれるような感覚があり、実務の中でも使いやすいと感じています。
Gemini や ChatGPT を使うこともありますが、アイコンをクリックするだけなので起動が楽という理由からCopilotsの頻度が高くなりました。
Windows11とCAD作業との相性
基板設計の作業は、基本的に Windows11 上で動く CAD ソフトが中心です。
そのため、同じ環境の中でそのまま使えるツールのほうが、作業の流れを止めずに済みます。
ブラウザを開いたり、画面を切り替えたりする手間が減るだけでも、日々の作業では大きな違いがあります。
すぐ起動できる手軽さ
Copilot は、アイコンをクリックするだけですぐに起動できます。
設計の途中で疑問が浮かんだときに、その場で確認できるのは助かります。
作業の流れを止めずに使える点は、実務では意外と重要です。
ICデータシートの確認と翻訳
使用している IC のデータシートを確認するときにも、Copilot は役立っています。
仕様やピン配置、注意点などを読み返す際に、どこを重点的に見ればよいかを整理する手助けになります。
以前は翻訳ソフトを使ってデータシートを読んでいましたが、直訳された文章では意味が分かりにくいことがありました。
そんなときに Copilot に翻訳をお願いしてみたところ、単なる翻訳ではなく、内容をかみ砕いた形で説明してくれたため、全体の意味がつかみやすくなりました。
それ以来、データシートの翻訳は Copilot に任せることが多くなっています。
メール文の作成にも活用
Copilot は、メール文を整える場面でも重宝しています。
「こんな内容でメールを書いてほしい」と伝えるだけで、ひと通りの文章を作ってくれます。
細かい表現を少し手直しすることはありますが、大枠はそのまま使えることが多く、コピペして送れるレベルです。
一から文章を考える手間が減るので、日常的な連絡や確認メールを書くときには助かっています。
あくまで補助として使うという考え方
基板設計で AI を使っていると言っても、部品配置やパターン配線そのものを AI に任せているわけではありません。
あくまで、自分の作業を支える補助的な使い方が中心です。
考えを整理したり、確認作業の手間を減らしたりすることで、本来集中したい設計作業に時間を使えるようになります。
他にもいろいろ使える場面はありそうなので、これからはじゃんじゃん Copilot を活用していきたいと思います。
まとめ
Copilot は、基板設計そのものを代わりにやってくれるツールではありませんが、実務を支える相棒としてはとても頼りになります。
データシートの確認や翻訳、メール文の作成など、設計以外の作業を効率化できるだけでも、日々の負担はかなり軽くなります。
作業の流れを止めずに使える点も、現場では大きなメリットです。
一方で、部品配置やパターン配線まで AI に任せるようになったら、私たち基板設計者の仕事が奪われてしまうのではないか、と心配になる気持ちもあります。
だからこそ、現時点では AI を「代わりに設計する存在」ではなく、「設計を支える道具」として使う距離感が大切だと感じています。
これからも無理に使いこなそうとせず、必要な場面で少しずつ取り入れながら、基板設計の仕事にうまく活かしていきたいと思います。

コメント