USB規格、DDR3、LAN、PCIeといった配線インピーダンスを管理して気を使わなければいけない信号線を扱うようになってきました。
解析を自分でしながらレイアウト設計をするというケースも、時々ですがあります。
解析の経験は、まだ4件くらいなので初心者マークです。
シミュレーションで得られた波形が悪かった場合が一番困ります。
回路についての知識が乏しいので、どういった対処をすれば波形が良くなるのかが判らないからです。
ネットを検索する事を繰り返しても答えが見つからないという事もあります。
そんな時でもお手上げする事は出来ないので、何とかするしかないのが解析の辛いところです。
駄目な状態で基板にする事など出来ないので、これで大丈夫という状態にしないとならない・
令和に入る前からそうでしたが、ディジタル回路は繋がっていれば大丈夫という時代じゃない。そう思います。
100MHzを超えると気を使うようにしています。
まだまだノウハウが足らないで、日々ノウハウを蓄積中です。
何事でもそうですが、ノウハウはポジティブな姿勢で臨んだ時に得られます、ネガティブな姿勢だと得るものも少なくなる。
個々の姿勢で、自分のものに出来たり、出来なかったりします。
私は、理解しようとしている過程にいます。
解析ソフトが付いてくる付録CDに釣られて購入したトランジスタ技術を読んでみたり、アマゾンで高速ディジタル回路の自腹で購入したりしています。
何分、自腹で購入するので吟味が必要です、これだ!と思うものを購入したいので。
私の経験からの話になりますが、高速になるとシミュレーションが必要で
早ければ早いほど必須になってきます。
差動配線やインピーダンスコントロールといった事を理解した上でシミュレーションの知識も必要になり、プリント基板の設計だけが出来ればいいという次元ではなくなってきています。
知識も無く言われるがままの配線幅と間隙値で設計するのと、「ここは、こうするべき!」と提案出来るのとでは大違いです。
提案する事で信頼感を得る事が出来、プリント基板のレイアウト設計者としての存在感も増すでしょう。
提案するには知識が必要で、提案出来る、出来ないかは、それまで培ってきた知識にかかってきますので、個々のスキル加減に左右されます。
これからの時代は、提案の出来るプリント基板のレイアウト設計者が重宝される時代だと思います。
ですので、高速信号線の配線について勉強するという事は、自分が他の設計者より一歩前を行くという差別化に大きく関わり、解析をしながら高速信号の設計を制する者がこれから先、必要とされる。
プライベートの時間を削っても、削らなくてもどちらでも構いません。
前向きな姿勢で、高速回路の勉強をした人が突出していくんじゃないかなと思います。
プリント基板の設計をしていて高速信号の知識にも長けているというのが、これからのレイアウト設計者のアドバンテージになると断言します。
コメント