当記事では、スティックPCのメリット・デメリット、windows、Chrome OS、android、linux、高性能モデルについて紹介しています。
コンパクトな本体と値段で、一時は超話題になっていたスティックPC。
デスクトップ型やノートPCの様な一大ジャンルになるんじゃないかと予想していたのですが、実際にはそうはなりませんでしたが、コロナ禍でのテレワーク用PC、サブPC用途といった需要が現在もあります。
スティックPCが登場した当初はメインメモリが4GB、ファイルストレージが32GB・64GBという機種が多かったのですが、現在ではメインメモリが8GB、ファイルストレージが128GBと記憶容量も増えた機種もあります。
記憶容量が多いと、総合的な動作が早くなります。スティックPCに速さを求めるわけではないのですが、動作がもたつくと使う側のストレスになりますので、ストレス軽減という意味です。
スティックPCの現状は、はWindows搭載モデルがメインでChrome OSを搭載したモデルもありますが種類が少ない。
かつて見かけたandroidやLinuxを搭載したスティックPCは見かけなくなりました。
スティックPCとは
USBメモリーを三回りくらい大きくしたスティック型の筐体にマザーボードやプロセッサー、メモリにストレージなどのパーツを搭載したコンパクトなPCのことです。
コンパクトなスティックPCは、手の平に乗るくらいの超小型です。
電源回路を含んだ本体で、マウスとキーボードとディスプレイは別途準備が必要です。
ディスプレイへの接続は、ほとんどがHDMI接続です。
拡張性は標準で備わっているUSBコネクタが1ポート、または2ポートなのでヘビーな使い方をするのであればUSBハブが必需品になります。
ヘビーといってもスペックがスペックなのでヘビーに使う事は無いと思いますが。
buluetoothが標準装備されていますが最初のセットアップ時はUSB接続のマウスが無いとセットアップを進める事ができませんので注意が必要です。
5年くらい前はとても話題で、私も大変興味がありましたが、今では話題にも上らない存在になっています。
モバイルPC,タブレットPCと比較しても小型なので持ち運びが便利という利点もあり、細々とながら需要はあるようです。
私がスティック型PCを知ったのは、windows8.1を搭載したマウスコンピューターのm-stickシリーズが発売された頃です。
自分の趣味と合致していて、やたら気になっていました。
お値段はストレージ32Gタイプ¥19.800円(送料・税込)、ストレージが倍の64Gタイプは¥25,800円(送料・税込)と少し背伸びすれば購入可能な値段設定も今では割高感があります。
WINDOW搭載機はアンドロイド搭載機に比べると割高なのですが、仕事や自宅PCで使用しているwindows搭載のスティックPCを選びたいと思う方が多いはずです。
ミニPCという手強いライバルがいるスティックPCですが、ラインアップを充実しそんな需要を取り込んで欲しいなと思います。
何でもそうですが、メリットもあればデメリットもあります。
スティックPCのよいところと悪いところをまとめてみました。
スティックPCのメリット
スティックPCのメリットは、とにかくコンパクトな点につきます。
タブレットPCやミニPCと比較してもポケットに入るコンパクトさで持ち運びに便利な点はあらゆるパソコンのジャンルでダントツです。
SNSや動画を視聴するといったタブレット的な使い方、ネットサなど、ビジネス系では資料作成するのにおすすめです。
スティックPCのデメリット
スティックPCのデメリットは、通常のPCと比べてスペックが低い点。
非力なCPU・少ない記憶容量が弱点です、
発熱を抑える為に非力なCPUを使うのは仕方のない事ですが、メインメモリやストレージというPCの重要な記憶容量が少ない機種が多いという点が、スティックPCが一ジャンルにならなかった要因の一つだと思います。
windowsのアップデートの空き容量の確保に四苦八苦するのは嫌ですし。最低限の記憶容量を下回らない機種を選ぶことが大切です。
windowsをそこそ快適に動作させることを考えるとメインストレージが32GB、64GBだと少ないのでややもすると空き容量不足でwindowsのアップデートに時間がかかったり、アップデートが出来ない時もあるでしょう。
メインメモリも4GBでは、ディスクスワップの回数が多くなり動作速度に影響するでしょう。
希望としては、メインメモリ6GB以上、eMMC128GBは欲しいところです。
足りないメインストレージの容量は、SDカードやクラウドを活用して本体の主記憶容量を空ける運用を心掛ける必要があります。
スティックPC windows
仕事でwindowsを使用している場合,慣れているwindowsが搭載されtスティックPCが選択肢の一番に挙がることが多いと思います。
実際に販売されているスティックPCのスペックは記憶容量が少ない機種が多い印象を受けます。
記憶容量を増やすと本体価格が高くなってしまうので、最低限の記憶容量で製品化されている事は分かりますが、RAM4GB eMMC64GB程度のスティックPCのスペックではWindowsは重すぎると思う。
Windowsがそこそこ快適に動作させるにはRAM6GB eMMC128GBは最低限欲しいところです。
eMMC64GBだとインストールするソフトの量にも左右されますが、Windowsのアップデートもディスクの容量不足で出来ない時もあるでしょう。
希望はスティックPCでWindowsが快適に動作することが理想なのです。
Windows11が搭載されているスティックPC
アマゾンを眺めていたらWindows11が搭載されているスティックPCがありました。
1万円代から3万円代までと値段に幅があります。
1万円代から2万円代のモデルはメインメモリが4GB、ストレージがeMMC64GB。
3万円代はメインメモリが8GB、ストレージがeMMC128GBです。
おすすめは3万円代のモデルになります。
スティックPC android
スティックPCジャンル黎明期のころは、androidを搭載したスティックPCはwindowsを搭載したスティックPCより安い価格で販売されていたのですが、今現在は見かけなくなりました。
見かけなくなったということは需要が無かったということだと思います。
スティックPC linux
スティックPCジャンル黎明期のころは、linuxを搭載したスティックPCはwindowsを搭載したスティックPCより安い価格で販売されていたのですが、今現在は見かけなくなりました。
androidを搭載したスティックPCと同じく、見かけなくなったということは需要が無かったということだと思います。
Chromebit(クロームビット)
Chromebit(クロームビット)とは Google の Google Chrome OSで動作するスティックPCです。
Windowsと比較してスペックの低いPCで快適に動作するChrome OSなのでタブレットやスティックPCと相性がいいでしょう。
スティックPCの高性能モデル
発熱を抑える、価格を抑えるという理由から基本的に低いスペックのスティックPC。
高性能モデルと言っても、発熱の問題がつきまとうのでデスクトップと同等の高性能ではありません。
あくまでもスティックPCというカテゴリーの中では性能が高いということです。
まとめ
スティックPCという手の平にのってしまうサイズなのにwindowsやandroid、Linux、Chrome OSが搭載されたPC。
ディスプレイ、キーボード、マウスを別途用意しなければなりませんが、価格も1万円代から3万円代と抑えられています。
とても小さな筐体なので、ファンレスであることが多く使われているCPUは発熱の少ないCPUが使われています
メインメモリ6GB、ストレージ128GBは最低限欲しいところですが、価格を抑える為にどちらの容量も少ないモデルが多い。
かつてはandroid、Linuxを搭載したスティックPCも発売されていましたが、2022年現在ではWindowsとChrome OSを搭載するモデルしか見かけなくなりました。
メインメモリ8GB、ストレージ128GB搭載のモデルは価格も3万円代です。
追記
スティック型PC市場ですが、登場時は斬新で新たなジャンルになり市場が大きくなるんじゃないかと予想していましたが、それほど市場が拡大しないまま終息方向に向かっているように思えます。
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