KiCadで回路図を作成すると、ERCエラー(Electrical Rules Check)が表示されることがあります。
ERCエラーは、回路図の配線や接続に問題がないかをチェックする機能です。
設計ミスを早い段階で発見できるため、基板設計では重要なチェック機能になります。
この記事では KiCadのERCエラーの原因と対処方法を分かりやすく解説します。
ERCエラーとは
ERC(Electrical Rules Check)は、回路図の電気的ルールを確認するチェック機能です。
主に次のような問題を検出します。
- 接続されていないピン
- 出力同士の接続
- 電源未接続
- 不正な配線
回路図エディターでERCを実行すると、問題がある箇所にエラーが表示されます。
ERCチェックの実行方法
ERCチェックは回路図エディターから実行できます。
メニューから次を選択します。
Inspect → Electrical Rules Checker
ERCを実行すると、回路図のエラー一覧が表示されます。
KiCad ERCエラーの主な原因
ERCエラーが出る原因はいくつかあります。
未接続ピン(Unconnected Pin)
電子部品のピンが配線されていない場合に表示されます。
対処方法
- 必要な場合は配線を追加する
- 未使用ピンは No Connect フラグ を設定
電源ピン未接続
電源ピンが電源ネットに接続されていない場合に表示されます。
対処方法
- VCCやGNDを正しく接続する
- 電源シンボルを配置する
出力同士の接続
出力ピン同士が接続されている場合、エラーになります。
対処方法
- 回路接続を見直す
- 信号方向を確認する
ERCエラーを無視してもいい場合
回路によっては、ERCエラーが問題にならない場合もあります。
例えば
- 未使用ピン
- 特殊回路
- テスト用回路
この場合は No Connect フラグ を設定することで警告を消すことができます。
ERCエラーを減らすコツ
ERCエラーを減らすためには次の点を意識します。
- 電源シンボルを正しく配置する
- 未使用ピンにNo Connectを設定
- 部品シンボルのピン設定を確認
- 配線ミスをチェックする
ERCチェックを活用することで、PCB設計前に多くのミスを防ぐことができます。
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まとめ
KiCadのERCエラーは、回路図の電気的な問題を検出する重要なチェック機能です。
主な原因は次の通りです。
- 未接続ピン
- 電源未接続
- 出力同士の接続
ERCチェックを行うことで、基板設計前に回路のミスを修正できます。


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