ガーバーデータをDXFに変換できず困っていませんか?
ガーバーファイルは、プリント基板(PCB)製造で使われる標準的なデータ形式です。
しかし、CADや3Dソフトで扱う場合はDXF形式が必要になることがあります。
こんな悩み、ありませんか?
- 「ガーバーファイルはあるのに、CADで開けない」
- 「DXF形式にしたいけど、無料でできる方法が見つからない」
- 「オンラインツールは安全性が不安…」
基板設計CADを持っていない場合、DXF変換は少しハードルが高く感じます。
この記事では、無料で使えるKiCadを使って、簡単にDXFに変換する方法を詳しく解説します。
👉 ガーバーデータについて詳しく紹介しています。
(ガーバーデータの記事へ)
無料でDXF変換するならKiCad
KiCadはオープンソースの基板設計CADで、完全無料です。
実務でも使われる安定したツールであり、DXF出力も対応しています。
KiCadの利点:
- 無料で使える
- データ解釈が安定している
- PCB設計と同じ環境でDXF化できる
これにより、複雑な変換作業や別ツールは不要になります。
KiCadでのDXF変換手順

フリーで使える基板設計CAD「KiCAD」でガーバーデータをDXF
作業の流れは、下記手順です。
①、事前準備として新規プロジェクトを作成。プロジェクト名は任意で作成します。

②、ガーバービューアでガーバーを取り込む。

ファイルタブ⇒ガーバープロットファイルを開く を選択。開きたいガーバーファイルを選択します。

ガーバーデータが開きました。
③、PCBエディタへエクスポート。


レイヤーを割りつけてエクスポート。エクスポート先は、①で新規作成した新規プロジェクトのPCBに上書きをする。
④、上書きしたPCBをPCBエディタで立ち上げる。

PCBエディタが立ち上がりました。

ファイル ⇒ プロットを選択します。
プロット設定ウィンドウが開きます。

左上の出力フォーマットを「DXF」に設定。左列の「含めるレイヤー」をDXF出力するレイヤー(ガーバーデータを取り込んだレイヤー)だけにします。設定出来たら下段の「プロット」を選択。
ファイル名の指示をする箇所はありません。プロジェクト名のDXFファイルが作成されます。

出力されたDXFファイルをDWG TrueViewで見てみました。イメージしていたDXFに近いデータです。やはり矩形で描かれている基板外形が面データになっているようです。
👉 KiCADについて詳しく紹介しています。
(KiCADの記事へ)
トラブル回避のポイント
- DXF出力後は必ず寸法と形状を確認
- 穴やパターンが正確に出力されているかチェック
- PCBエディタのバージョンによって挙動が異なることもある
よくある質問(FAQ)
Q1:無料でDXFに変換できますか?
A1:はい。KiCadを使えば完全無料でDXF変換可能です。
Q2:精度は問題ありませんか?
A2:多くの用途で実用可能ですが、完全一致ではない可能性はあります。
Q3:DXFをそのまま加工に使えますか?
A3:変換後は必ずCADで確認・調整してください。
加工用データとして使う場合は、必ず寸法・原点・形状をチェックする必要があります。
Q4:KiCad以外で無料変換はできますか?
A4:方法はありますが、安定性や精度の面でKiCadが最も現実的です。
Q5:オンラインツールは使えますか?
A5:可能ですが、精度やセキュリティ面から業務用途には推奨されません。
DXF変換後の活用例
- レーザーカット用CADへの読み込み
- CNC加工やフライス用データ
- 設計レビューや配線チェック
- 他CADソフトとのデータ共有
このように、DXF化することで基板データの活用範囲が広がります。
まとめ
- KiCadでガーバーデータを読み込み、PCBエディタからDXF出力する
- 無料で手軽に実務向けDXFを作成可能
- 出力後は必ず寸法・形状・レイヤー構造を確認する
💡 KiCadだけで完結するので、余計なツールは不要です。
この手順を守れば、安全かつ正確にガーバーデータをDXFに変換できます。


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