この記事では、凄いと言われている生成AI Claude とは｜日本語・アカウント登録の仕方、使い方について紹介しています。
大規模言語モデルの生成AIといえばChatGPT（Microsoft のCopilotもChatGPTです。）とGoogle Geminiが有名です。今までは2強でしたが、今回紹介するClaude（クロード）は、そこに割り込むかたちであらわれたもう一つの大規模言語モデルの生成AIです。
3強の時代に突入した感があります。しかも、後からあらわれたClaudeが高性能と評判もよく。使う側にとってはAIの選択肢が増えたので大歓迎です。
しかし、ChatGPTがリリースされてからのAIの進化が早くて着いていくのがやっとです。
Claude とは
Claudeは、アメリカのAnthropic社が開発し日本では2023年10月から使えるようになった「フレンドリーで熱心な同僚」をコンセプトに開発された自然な会話ができる大規模言語モデルを使った生成AIチャットツールです。
Claudeは、OpenAIの「ChatGPT」やGoogleの「Bard（現在はGemini）」などと同様に、質問への回答、文章の作成、長いテキストの要約、翻訳、プログラミングコードの生成などの機能を提供しています。
Claudeは、人間が書いたような自然な文章を生成する能力が特徴です。多くの従来のAIは、機械的な文章が多く、ビジネスシーンでの使用には人による手直しが必要になることもありました。
しかし、Claudeは自然な言語で適切に表現を選び、ビジネスドキュメントやSNS投稿に直接使えるほどの質の高い文章を作成します。
また、文脈を捉えて適切な内容を生成する能力が高く、人とのコミュニケーションやチャットボットでの利用にも適しています。
Claudeはまた、大量のテキストを一度に処理する能力にも優れています。
有料版の「Claude3」は最大20万トークン（約15万文字）を読み取り、複雑な文書や電子書籍の内容を瞬時に解析して要点を抽出できます。
プログラミングに関しても、Claudeは多くの言語に対応し、必要な機能から適切なコードを生成する能力があります。
コード生成では、使いやすい日本語のコメントも付け加えられ、読みやすさを向上させています。
ChatGPTの登場以来、その性能を超えるモデルが現れることはありませんでしたが、2024年3月26日、大規模言語モデルを比較する「Chatbot Arena」サイトで、初めてClaude3 OpusがChatGPTの最高バージョンであるGPT-4を上回るという記録を達成し、GPT-4をを初めて超えた生成AIとして注目を集めています。
Claudeを開発したAnthropic社は、OpenAIの元従業員によって2021年に設立された新しい企業です。
彼らは以前、GPT-2やGPT-3などのモデルを開発していたチームの一員であり、OpenAIの方針に賛同しない点があったため、退職して自分たちの会社を立ち上げました。
Claudeのモデル概要
Claudeの現時点でのモデルはClaude 3.5です。
Claude Haiku
テキスト中心のタスクに特化しており、高速で低コストな処理が可能です。マルチモーダル機能もサポートしています。
Claude Sonnet
登録してすぐに使える無料版。平衡の取れたパフォーマンスとコストを提供し、中規模の企業や個人に適しています。新しく追加された機能「Artifacts（アーティファクツ）」が「とにかく凄い！」とSNSやブログで話題になっています。
Claude Opus
日本のユーザーは月額20ドルで契約できる有償版「Claude Pro」が提供されています。
高度な推論能力と数学的技能を備え、複雑な企業タスクや研究開発に最適です。
これらのモデルは、AnthropicのWebサイトで利用可能で、既に159カ国で使用されています。
Claude 3と他AIモデルとの比較
最新リリースされたClaude 3のモデルは、GPT-4を含む既存のモデルを上回るリストパフォーマンスを持ち、新たな世代のLLM（Large Language Model）標準を確立しました。特にOpusモデルは、高等教育レベルの知識と複雑なタスク処理能力において他モデルを超えるとされています。
Claudeのアカウントの登録
Googleのアカウントを使った登録の仕方を紹介します。Googleアカウントを持っていて18歳以上であれば誰でも登録ができます。
AnthropicのWebサイトにアクセスし、「Continue with Google」を選択。
複数のGoogleアカウントを持っている場合は、アカウント選択画面がでます。Googleアカウントが１つの場合は選択画面は出ませんので無視して下さい。
Googleのアカウントを選択して「次へ」を選択します。
後で必要になるSMS認証に使用する電話番号の入力画面になりますので、スマホの電話番号を入力し、国旗のアイコンをクリックするとドロップダウンメニューで国を選択できますので「Japan」を選択します。
18歳未満は利用できないので18歳以上であること「I confirm that I am leaset 18 years of age」(私は18歳であることを確認します）にチェックを入れ「Send Verification Code」をクリックします。
登録した携帯番号にSMSで認証コードが送信されるのでコードを入力し「Verifi ＆ Create Account」を選択します。
Claudeに呼んでもらうユーザー名を指定フィールドに入力します。ニックネームやハンドルネームでOKです。後から変更することができます。
名前を入力すると、利用ポリシーでは暴力的な用途や不正行為が禁止されており、不正行為が検出された場合、システムの改善のために定期的に会話が確認されることがあります。という内容が書かれている画面になります。確認したら「Acknowledge Continue」をクリックします。
Claude 3の使用に際しての注意事項として、時々不正確な情報が生成される可能性があるため、Claude 3で生成された内容のみに依存せず、自身で情報の確認を行うことが推奨されています。という画面になるので、確認したら「Sounds Good,Let’s Begin」をクリックします。
以上でアカウントの登録は完了です。無料プランの「Claude 3 Sonnet」というモデルの使用が可能になりました。
登録プロセスは多段階に渡っていますが、実際の作業は約10分くらいで完了します。
Claudeに質問する
アカウントの登録が完了したら、いよいよClaudeに質問することができる状態になりました。聞きたいことを聞いてみましょう。
Claudeの使い方
Claudeの使い方を解説していきます。
基本的な使用方法は、ChatGPTやGeminiなどの他の生成AIと同じく、指示を出して結果を受け取る形式です。無料プランでは、1日の使用回数に制限があり、使用頻度に応じて4時間の使用制限がかかることがあります。
有料プランにアップグレードすることで、以下の利点が得られます。
・使用回数の制限が解除されます。
・アクセスが集中しても優先的に接続が可能です。
・新機能への早期アクセスが可能です。
・３つの異なるプランをニーズに合わせて切り替えながら使用できます。
まとめ
「Claude（クロード）」は、AIチャットボットの中でも特に高性能でコストパフォーマンスに優れたモデルとして位置づけられています。
大規模生成AIといえばChatGPTとGoogle Geminiがメジャーでしたが、Claudeの登場により、AI業界はさらに競争が激化していますが、使う側としては選択肢が増えました。
コメント