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きれいな配線パターンを引きたいといつも思っている|納期がそれを妨げている現実

設計者の画像 基板設計
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当記事では、きれいな配線パターンを引きたいといつも思っていることを紹介しています。

プリント基板の設計に対する私のモットーは、どうせプリント基板の設計をするなら、きれいなパターン配線をしたい。

配線がきれいだから良い、汚いから駄目という言葉を聞いた事は実際にはありません。

きれいでも、汚くても電気的仕様を満たしていれば良品になるからです。

電気的には、きれいな配線パターンと汚い配線パターンは差が無いかもしれないという事です。何が違ってくるかというと設計費。

きれいなパターンは、引きっぱなしではなく、引いた後に最適化をします。

汚いパターンは、引きっぱなしか、ちょっと見直した程度。

プリイント基板の設計は納期がつきものです。このご時世でゆとりのある納期で設計をすることは殆どありません。

短納期が当たり前なのです。

プリント基板の設計をしていると判るのですが、仕上がる配線パターンは十人十色です。同じ仕上がりはありません。

一人の人が、次に同じ内容で配線パターンを引いたら、1回目と全く同じにはなりません。似ているけど微妙に異なるものです。

扱っている世界が1ミリの1/10や1/20の世界が主流なのでその時の気分で微妙にずれていたり折れ箇所が違ったりで、下書きでもない限り全く同じものを設計する事は出来ないのです。理由は人間だから。

同じ人が、同じ設計を出来ないのですから、他の人が出来るわけありません。

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