Googleマップには、位置情報を保存できる便利な機能が搭載されています。シンプルながら意外と活用されていない機能の中から、今回は「保存」機能に焦点を当てて紹介します。
使い方は簡単です。まず、Googleマップのメニューから「保存済み」を選択すると、保存リストの一覧が表示されます。ここで「新しいリスト」を作成することで、行きたい場所やお気に入りのスポットを整理できます。
リストの作成
今回は「行った場所」というリストを作成してみます。
このリスト作成こそが、Googleマップの「保存」機能を最大限に活用するポイントです。目的ごとにリストを作成しておくことで、必要な情報をスムーズに管理できます。
例えば、顧客リストや販売拠点といったビジネス用途のリストを作成すると、移動やスケジュール管理が格段に楽になります。また、出張リストを作成すれば、宿泊先のホテル、訪問先の企業、行きたい飲食店、利用するバス停などを一括管理でき、現地での行動がスムーズになります。
さらに、一時的なリストは不要になれば削除できますが、保存しておくことで過去の訪問履歴を簡単に振り返ることが可能です。「数年前の出張先はどこだったか?」といった情報もすぐに確認できるため、記録としても役立ちます。
地点の登録

リストを作成したら、次は地点を登録していきましょう。方法はシンプルで、Googleマップ上で検索するか、地図上でクリックして施設情報を開き、「保存」ボタンをクリックするだけです。その際、保存先として先ほど作成した「行った場所」リストを選べば登録完了です。
基本的に、会社や店舗、駅、公共施設、パーキング、集合住宅、公園など、ほとんどの施設が保存可能です。しかし、原野・山・川のような施設のない場所は、そのままでは保存できません。
もし特定の地点(例えば「多摩川のこの場所」)を保存したい場合は、ピンを立てる方法を使いましょう。空き地や道などをクリックして、名称が表示されたらタップすれば、その地点をリストに保存できます。
こうして行きたい場所をどんどん登録していけば、自分だけのカスタムリストが完成します。
保存した情報にはメモが書ける
Googleマップで保存した地点には、メモを追加することができます。これを活用すれば、ただのリストではなく、より便利な個人用データベースとして使えます。
例えば、仕事の訪問先であれば、担当者の名前や電話番号をメモしておくと、次回の訪問時にスムーズに連絡が取れます。ホテルを登録した場合は、宿泊時の感想を残しておけば、次の旅行や出張時の参考になります。
さらに、趣味や接待でゴルフ場や釣りスポットを訪れた際は、その施設の感想や気づいたことを書き留めておくのもおすすめです。個人的には、車移動が多い場合、訪問先の近くにある駐車場情報をメモしておくと、次回の移動がスムーズになります。
このように、ちょっとした情報をサッと記録できるのが、Googleマップのメモ機能の大きな魅力です。
スマホでも同じように使える
これまでの手順はPCのブラウザ「Chrome」を例に紹介しましたが、他のブラウザでも同様に利用可能です。
さらに、スマホやタブレットでも同じように使えるため、移動中に情報を確認したり、メモを追加したりするのにとても便利です。PCで保存した情報はスマホでも閲覧・編集できるので、出張や旅行の際に重宝します。
特に、海外旅行では事前に地名や目的地を登録しておくと、スムーズに移動できます。例えば、韓国や台湾など、英語以外の言語が使われる地域では、現地で地名を入力するのも一苦労ですが、事前にGoogleマップに保存しておけば簡単にアクセスできるので安心です。
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