当記事では、「DWG TrueView」のダウンロード・インストールと書き出し機能、DWGのバージョン変更方法を紹介しています。
DWG TrueViewは、AutoCADファイルを無料で閲覧できる便利なツールです。本記事では、DWG TrueViewのダウンロードとインストール方法、PDFなどへの書き出し機能、そしてDWGファイルのバージョン変更方法を詳しく解説します。
AutoCADユーザー必見の情報満載でお届けします。
「DWG TrueView」はAUTODESK社がフリーで提供する公式のDWG・DXFのビューアソフトなのでDXFファイルとDWGファイルを開くことが出来ます。
毎年バージョンアップされていて最新のバージョンは「DWG TrueView 2025」。
AUTOCADを持っていないけれどDWGやDXFを開き、画面で図面を確認することができます。
又、図形のプロパティを見る事もできるので便利です。
DWG・DXFの生みの親であるAUTODESK社製の公式ビューアですので再現度も完璧です。
Dwg Trueview 2022の日本語版ダウンロード
Dwg Trueview 2022の日本語版はAUTODESK社の公式サイトからダウンロード出来ます。
DWG TrueViewの公式サイトのダウンロードページ
Windows ビューアのタブをクリックするとDWG TrueViewのダウンロードのページです。左下の「今すぐダウンロード」をクリックします。
出典:https://www.autodesk.co.jp/
ダウンロードをクリックするとダウンロードが開始されます。
ブラウザの設定によっては、保存フォルダの指定が必要になるかもしれません。
その場合は任意のフォルダを指定します。
ファイルサイズが大きいので、ダウンロードに時間がかかります。
お使いのパソコンに「DWGTrueView_2022_Japanese_64bit_dlm.sfx.exe」というファイルが格納されたらダウンロードの完了です。
DWG TrueViewのインストール
使っているパソコンにダウンロードして格納された「DWGTrueView_2022_Japanese_64bit_dlm.sfx.exe」をダブルクリックするとインストールが始まります。
問題がなければそのままで「OK」を押します。と、解凍経過のウィンドウが開いてきますので、終わるまで待ちましょう。
解凍が終わると使用許諾の画面が開いてきます。
「次の項目に同意する」にチェックを入れて「次へ」のボタンをクリックします。
インストールする場所を選択の画面になります。特に問題が無ければ「インストール」のボタンをクリックします。
インストールが開始します。
しばらくするとインストールを完了するには再起動の画面になります。状況に合わせて「後で行う」か「再起動」を選んでください。
以上で「DWG TrueView 2022」のインストール完了です。
DWG TrueViewの読み込めるファイル
DWG TrueViewが読み込むことが出来るファイルはDWGだけではありません。
DXFファイルも読み込むことが出来ます。
DWG TrueViewの書き出し機能
プリンターのアイコンをクリックします。
DWG TrueViewでDXFに変換はできませんが、書き出し機能でDWF、DWFx、PDFなどを出力することができます。
DWFで書き出した時の設定の仕方
用紙サイズを
私の場合ですが、ISOブリザードのA4とかA3を選ぶ事がほとんどです。
同じA4でも縦長と横長が別になっているので確認して選びましょう。
印刷領域の指定
・オブジェクト範囲
・図面範囲
・窓
・表示範囲
印刷のオフセット
X・Yのオフセット値は0のままで「印刷の中心」にチェックを入れて用紙内に収まるようにしています。
印刷尺度
「用紙にフィット」にチェックが入っていると用紙サイズに収まるように自動で調節されます。
私の場合ですが、基板設計ではカスタムを選んで等倍である1/1にする事が多いです。
用紙の向き
用紙が縦なのか横なのかを設定します。
プレビューをクリックしてイメージ通りに書き出しが出来るのか?を確認します。
用紙からはみ出していたりする場合は、もう一度設定を見直します。
プレビューがOKであれば「ESC」を押して印刷設定画面に戻り「OK」をクリック。
任意のフォルダとファイル名を指定して「保存」をクリックするとファイルが書き出されます。
DWG TrueViewの使い方
DWG TrueViewは毎年バージョンアップされているので当記事で書いている操作方法が古い情報になり間違っている事になるかもしれない事をご承知おきください。
DWG TrueViewを起動します。
基板設計CADで作成したサンプルDXFを開いた初期状態です。
毎年、更新版がリリースされていて記事執筆時の最新版は「DwgTrueView 2022」です。
最新版はメニューバーが「リボン」と呼ばれるメニューバーに変わりました。
DWG、DXFファイルを開いてただ眺めるだけではなく図面から距離・質量・体積などの情報を取得する事が出来ます。又、オブジェクトスナップを有効にする事ができるので正確な情報が得られます。
AUTOCADを使用しているのあれば、見慣れている画面構成ですね。
図形要素のプロパティをも表示できます。
DwgTrueViewは、何より印刷関連の機能がとても充実しています。印刷できるフォーマットです。
それから複数のフリーソフトを使用しないと実現できないであろうDWF・DWFx・PDF・JPG・PNGのファイル作成に標準対応しています。
他のフリーソフトのビューアだと再現性を100%とは思わずに、どこか再現しきれていない個所があるんじゃないか?と疑いながら眺めてしまうのですが、『DWG TrueView』を使い始めてからは、疑いは微塵も思うことが無くなりました。
又、DWGのバージョンの違いで開けないファイルがあった場合に、DWGのバージョンダウンすることができるDWG変換機能が備わっています。
DWG TrueViewのDWGのバージョン変換の仕方
DWG TrueView はDWGデータのバージョンを変換できる図面変換プログラムが組み込まれているのでDWGのバージョンの変換が出来ます。
AutoCAD 2000,AutoCAD 2004,AutoCAD 2007,AutoCAD 2010,AutoCAD 2013のフォーマットに変換。
DWG TrueViewで開いて見ているDWGのバージョンを変換するわけでありません。
DWGを指定して変換するDWGのバージョンを指定して上書き変換します。
上書きといっても、デフォルトでバックアップファイルを作成する設定になっていますのでバージョン変換前のDWGは拡張子がbakになりフォルダ内に残ります。
DWG TrueViewは、AutoCADと同じDWGエンジンでファイルを開き、印刷や変換を行いますので、変換の品質はAUTOCADと同じです。
まとめ
DWG TrueViewは、AutoCADファイルの閲覧・編集に欠かせないフリーソフトです。
本記事では、ダウンロードからインストール、書き出し機能、DWGバージョン変更までを解説しました。
これらの機能を活用することで、AutoCAD環境がなくてもDWGファイルを効率的に扱えます。ぜひ日々の業務に役立ててください。
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