日本国内でも静かに「BYOAI」というキーワードが話題になりつつあります。この記事では、BYOAIについての概要とそれに伴うリスクを紹介します。
職場ではAIの利用が制限されているにも関わらず、個人のスマートフォンでAIを使う「BYOAI(Bring Your Own Artificial Intelligence)」が浸透してきています。
BYOAIとは何か
以前から注目されているBYOD「Bring Your Own Device」(個人所有のPCやスマホなどの私的デバイスを職場で使用すること)と似ていますが、BYOAIは個人が所有するAI機能付きデバイスを職場に持ち込み使用することを指します。「Bring Your Own Artificial Intelligence」の略です。Artificial Intelligenceは人工知能(AI)。
BYOAIの進行状況
現在、リアルタイムで従業員が個人所有のスマートフォンでAIを使って業務を進行する時代が始まっていて、アメリカの研究機関からは「BYOAIが企業を変革する」という報告もされています。
AIを利用することで作業の効率化や生産性の向上が期待されているため、前向きな変化と言えますが、便利さと背中合わせで、様々なリスクが存在しています。
BYOAIのセキュリティリスク
職場に持ち込んだ個人が所有するデバイスのAIを使用することがもたらす可能性として、機密情報や社内の業務ノウハウを外部のAIに入力してしまった場合に漏洩するリスクが考えられます。
まとめ
生成AIが当たり前になりつつある現在、BYOAIは多くの利点をもたらしますが、同時にそれに伴うリスク管理が不可欠になります。BYOD「Bring Your Own Device」と同様に、BYOAI「Bring Your Own Artificial Intelligence」においても検討と対策が求められます。
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