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PasocomMini PC-8801mkIISRとPC-8801の情報まとめ

レガシーPC PC88シリーズ
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この記事では、PasocomMini PC-8801mkIISRとPC-8801の情報まとめを紹介しています。

PasocomMini PC-8801mkIISRは、1985年にNECが発売した8ビットパソコン「PC-8801mkIISR」を1/4サイズで再現したミニチュアパソコンです。

以下にその詳細をまとめます。

PasocomMini PC-8801mkIISRの概要と仕様

発売元:電波新聞社マイコンソフト事業部
発売予定日:2025年春頃
予価:33,000円(税込)
サイズ:99.5×85.7×31mm(突起物含まず)

PasocomMini PC-8801mkIISRの特徴

・PC-8801mkIISR + サウンドボードII相当のエミュレーションを実現
・N88-BASIC Ver.2.0を搭載し、プログラミングが可能
・懐かしいマイコンソフトを10本以上収録予定
・縦置き・横置きに対応
・ミニチュアフロッピーディスクの挿入・取り出しに対応

PasocomMini PC-8801mkIISRのインターフェース

・HDMI Type-A
・USB3.0 Type-A
・USB2.0 Type-A
・ヘッドフォン端子(3.5mmステレオミニジャック)
・MicroSDカードスロット(SDHC対応)
・内蔵ステレオスピーカー
・電源:USB Type-C

PasocomMini PC-8801mkIISRの追加情報

・専用モニターとキーボードも同時発売予定です。
・本体は青島文化教材社製です。
・BASICコマンドのリファレンスをオーバーレイ表示で参照しながらプログラミングできる機能を搭載しています。

PasocomMini PC-8801mkIISRは、「PasocomMini」シリーズの第3弾として登場し、往年の名機を手のひらサイズで再現しています。

このデバイスは、単なるレトロゲーム機ではなく、「愛でて、作って、実行して、遊べる」をコンセプトにしており、プログラミングや当時のソフトウェアの実行が可能な本格的なエミュレーション環境を提供します。

このミニPCは、オリジナルのPC-8801mkIISRの雰囲気を忠実に再現しつつ、現代の技術を活用して使いやすさを向上させています。

HDMIでの接続や、USBキーボードの使用が可能であり、さらに専用のキーボードとモニターも発売予定であることから、より本格的な環境での使用も期待できます。

PasocomMini PC-8801mkIISRは、レトロコンピューティングファンやプログラミング愛好家、そして80年代のパソコン文化に興味を持つ人々にとって、魅力的な製品となりそうです。

PC-8801とは

PC-8801は、日本電気(NEC)が1981年に発売したパーソナルコンピュータで、PC-8800シリーズの初代機として登場しました。以下にPC-8801とそのシリーズの主な特徴と歴史を詳しく説明します。

PC-8801とは概要と歴史

1981年12月に発売され、NECの8ビットパソコンPC-8001の上位互換機として設計されました。
当初はビジネス用途を主眼に置いていましたが、後にホビー用途でも人気を博しました。

シリーズ全体で約94万台を出荷し、1980年代の日本のパソコン市場で大きな存在感を示しました。

PC-8801の主な仕様(初代PC-8801)

CPU: μPD780C-1(Z80A 4MHz相当)
メモリ: 184KB
グラフィック解像度: 640×200ピクセル(8色)
テキスト表示: 80文字×25行、40文字×20行など複数モード
BASIC: N88-BASIC、N-BASICモード搭載

主要モデルと進化

・PC-8801mkII (1983年)
漢字ROMやディスクドライブを標準搭載。
・PC-8801mkIISR (1985年1月)
シリーズの転換点となる重要モデル。

グラフィック処理速度の向上

FM音源の搭載
512色パレットから8色同時表示可能
PC-8801mkIIFR/MR (1985年11月): SRの廉価版(FR)と高級版(MR)。
PC-8801FA/MA (1986年): さらなる性能向上。

特徴と影響

互換性の重視

新機種でも上位互換性を保ち、旧機種用の拡張ボードも提供。

ゲーム機としての人気: 「テグザー」などのゲームがキラーソフトとなり、ホビー用途での人気が上昇。

日本語処理能力: 漢字ROMの搭載により、日本語ワープロソフトの開発が進み、パソコンソフト市場に大きな影響を与えた。

8ビット御三家

富士通のFM-7、シャープのX1とともに「8ビット御三家」と呼ばれ、1980年代の日本のパソコン市場を牽引。

終焉と遺産

1990年代に入り、PC-9801シリーズにその座を譲ることになりました。
しかし、PC-8801シリーズは多くの人々に愛され、日本のパソコン文化とゲーム産業の発展に大きく寄与しました。

まとめ

PasocomMini PC-8801mkIISRとPC-8801の情報まとめを紹介しました。

PC-8801は、日本のパソコン史において重要な位置を占める機種であり、その技術的進化と市場での成功は、後のNECのパソコン事業の基盤となりました。

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